昔、よその家の柿がうらやましかった。小学生の時、他家の竹垣の隙間から、トンボとりの玉網を差し込み・・。共犯の友達は、誰だったか覚えていない。でも、柿は渋く、残念だったのを、まだ覚えている。

家を建てた時に、子供達が喜ぶだろうと思い、次郎柿を植えた。なかなか実らず、子供達が家を出るまでに、間に合わなかった。

今は、たくさん実る。たまに来る子供や孫達は、「甘い大根みたいで、どうも・・」、などと贅沢をいい、喜ばない。

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近所に配っても食べきず、鳥と競争になっている。
メジロは、可愛い。ヒヨドリも、少しくらいなら、仕方ない。しかし、ムクドリは、群れでやってきて、食べ散らかす。警戒心もなく、可愛げない。とうとう、カラスまでやって来た。

もったいない世代だから、ムクドリやカラスにはあげられない。
そんな訳で、甘柿を干柿にした。田舎育ちの人が教えてくれた知恵だ。


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