季節の風の中で

自然に感動した時、生きている事を実感する。その感動を誰かに伝えたい

タグ:能登穴水

今、家に掛けてある「能登穴水」は、2年前の日展に落ち、誰にも見てもらっていない。

能登穴水5 (1024x693)
能登穴水(油彩P100)描き過ぎで、インパクトに欠ける

誰にも見てもらってないからと云って、そのまま日洋展に出すわけにもいかない。公募展は未発表作品が原則で、よそで一度審査を受けた作品は出せない。

この作品はブログにも載せていないと思っていたが、チェックしてみたら、何回か部分を載せていた。

DSCN3886 (1024x769)
この構図は実際のスケッチに近い。小細工しない素直に描こう

100号を潰すのは勇気がいるが、100号を2枚描き終えたらばかりだから、今なら手が動く。

スラント刷毛で、大胆に大きく描けば、1週間くらいで終わるだろう。


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今朝、昨夜放送の録画を見た。その無人駅は能登鹿島駅。
2013.5.15.奥能登車中泊スケッチ旅で、この駅の近くの海辺で描いた。放送映像の一部にその場所が見えた。いいところだ。

つい最近の事のような気がしていたが、あれから、もう10年近く経った

DSCN2718 - コピー - コピー (1024x631)
能登穴水(P100部分油彩) 全体より部分の方が良く見える

先日、大相撲を見ていて、前日の勝負が、ほぼ頭に残っていないのに気付いた。

昔の事が昨日の事のようで、昨日のことをさっぱり覚えていない。もう笑うしかない。

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前作の「海につづく道」を描いて、ちょっとモヤモヤが吹っ切れた。
「これから、この描き方でいこう!」と決心した。そこまでは進歩だ。

100号は何枚も描いているので、大きさに関して大変さはない。
「何をどう描くか?」は、少し時間をかけて考えた。

能登穴水1 (640x480)

能登穴水2 (640x535)
数年前の現場スケッチ

能登穴水3 (640x545)
数年前の油彩F10

新しい気持ちで100号を描き始めたのだが、相変わらず描きすぎてしまう。100号では永遠の課題だ。

別の100号作品の話だが、去年の研究会で先輩から「この本で構図を勉強したら」と、解説書を紹介された。今回は、一応、考えた。
目線を下げ、配置を変えた。少し落ち着いた感じになった。

能登穴水4 (640x471)
100号のための構図

色彩と同じように、構図も感覚的なものだと思う。構図の勉強の量より、センスの有無の方が問題だな。


DSCN2719 (1024x705)
この100号は、未発表作品につきィルターをかけた。ヴァルールの間違いを発見。

今年の研究会は、外せない用事ができて行かれなかった。
ヴァルールを修正し、これで完成。

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描きすぎると、大抵、つまらない絵になる。
描きすぎないように心掛けているのだが、毎日100号を目の前にしていると、「ちょっと足りないかな」と思うようになる。そこが凡人の所以だ。

DSCN2716 (1024x768)
能登穴水 100号油彩 部分

「これでどのくらいだ?」、「2枚を1ヶ月半くらいで・・」、「そうじゃなくて、自分として、完成度はどれくらいなのか?」。「もう手が入らなくなりましたので・・」、「そんなんじゃ、だめだ」。以前、研究会で、こう指摘された。

描かないで表現出来たら・・、なんて、一生無理かな。


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毎年、今頃は、研究会に向けて100号を2枚描く。
今年は、大きな作品を出す展覧会が3っつも中止になったから、未発表の100号が何枚かある。

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能登穴水(P100油彩 部分)

今年は、100を1枚だけ描いた。
9月に研究会があるが、コロナがどうなるか、予測もつかない。
東京に行くかどうか、迷う。


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