季節の風の中で

自然に感動した時、生きている事を実感する。その感動を誰かに伝えたい

平塚七夕まつりも終わって、商店街も落ち着いたので、湘南平塚画廊の絵をかけ替えてきた。

季節ごとに定期的に掛け変えても良いと云われている。
前回は1月だから、半年振りになる。このペースが無理がなくていいかもしれない。
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湘南平塚画廊は商店街のコミニティのような場になっていて、絵を積極的に売り込むことはしない。私は絵を描くのが仕事ではないから、売れなくても困らないし、画廊側にも迷惑はがかからない。

過去に、このブログを見て、絵を購入してくれた人が数人いるから、画廊に置いた絵を気に入ってくれる人が現れる可能性はゼロでもない。

管理人のYさんが元気なうちは継続して置いてもらえるだろう。
作品2点の常設展示会場があるというだけでも有難い。

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10月に向けて描いていた100号は行き詰った。キャンバスを枠から外し、別の古キャンに張り替えた。

倉庫で丸まっていたこの古キャン作品は、結局どこの展覧会にも出さなかった。100号を描いて何処にもださなかったのは、これだけだ。その古キャンに、
急遽、下笹尾の棚田を描き始めた。

10/初頃までに完成させればいいから、まだ3か月ある。そんなに気がセクことはない。、

「戦は陣取り、仕事は段取り」、現役時代も、土壇場でジタバタしないのを信条でやってきた。早めに準備するのは、今も変わらない習性だ。

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下笹尾の棚田(油彩100号 部分)

過去の経験から、苦労した作品は、結果的にあまり出来が良くない。どこかに無理があるから苦労するのだ。その点、下笹尾の棚田は、うまく描けそうな気がする。

マチエールを作る必要もないし、すでに下に色がある。色を載せるのは簡単だ。アっという間に山は描けた。空もなんとか処理できるだろう。

問題は残り下半分で、どう生活感が表現できるかに懸っている。

2025.5/15 3日目

車中泊せずに、前日の夜に家に帰れないこともなかったが、夜、高速を走るのは止めた。翌日、ゆっくり富士山を西回りし、東名で通り明るいうちに帰ってきた。

朝霧高原辺りで、「わき見運転をするな」という注意看板があった。雲間から富士山が見える。たしかに、わき見してしまうな。描くものは富士山しかない。
富士山は大家しか絵にならない。

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近くに、田貫湖がある。良いところだと聞いていたので、寄ってみた。

管理の行き届いた有料キャンプサイトだ。まるで、テレビCMを見るようだ。富士山に向かって大きなテントが立並び、BBQセットが据えられ、アーッムチェアで優雅にティータイムの様子だ。
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我が家も、子供が小さい頃、自然の河原で何度もキャンプをしたが、何十年経った今、キャンプはお金持ちの遊びになったようだ。

カーナビを十分使いこなせなかったが、目的を100%達成し、無事に帰って来た。
そして、今、下笹尾の棚田を100号に描いている。(完)

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