季節の風の中で

自然に感動した時、生きている事を実感する。その感動を誰かに伝えたい

カテゴリ: 美術展に行ってきた

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昨日、日洋会事務局から作品集が送られてきた。自分の作品の写真を見て思わず、「うーん、弱い」。

完成のサインを入れてから、コントラストを3度も修正し、納得したのに、・・。下地処理がマット状になっているから、「光の当たり具合かな」とも思った。

そして今日、国立新美術館に行って見てきた。実際に広い会場で、他の作品との対比すると、やはり弱い。性格が絵に表れている。
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小さな港(F100油彩)

完成度を上げるため少し時間をかけ過ぎ、逆に自分の持ち味を無くした。大きな作品は大きく描かないとダメだな。

今、秋の日展のために、もう1枚、同じ港の視角を変えたものを描きかけているが、他の題材にした方がよさそうだ。
 

それと、今日、生まれて初めて、席を譲られた。
乃木坂から地下鉄に乗った時、席が一つしか空いていなかった。妻を座らせたら、隣の孫くらいの若者が、私に席を譲ってくれた。有難く座らせてもらった。「ああ、俺もそんな歳になった」。 そんな1日だった。

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今日(3/6)、澤野水纓展に行ってきました。澤野さんは現在もNYで活躍する女流画家です。モロッコの壁画や日本の桜などの作品で有名です。NYでは千住博よりも名が知られています。

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Sunset  1220×1840

澤野さんとは、出身が同じ平塚市だという縁で、2013年に平塚美術館でグループ展をした時からのお付き合いです。

日本での作品展は、およそ4年ごとに、日本橋高島屋6階ギャラリーで開催されてきました。ご本人にお会いできたのは7年ぶりです。現在も相変わず、鮮やかな色彩で瑞々しい大作を発表し続けています。

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Pink Splendor 1520×915

世界で活躍する澤野さんは、いつの日か日本の美術史に残ります。
3/10(月)迄です。ぜひ見に行ってください。


日本橋高島屋6Fギャラリー案内ページ
https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/departmentstore/topics/1_2_20250131081040/?category=art

澤野水纓ホームページ
http://www.mizuesawano.com/Mizue_Sawano_Art/Mizue_Sawano.html

湘南平塚画廊で囲碁を巡るアート展が始まりました。
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中央の掛け軸が、囲碁の破天荒天才の藤沢秀行の書。NHKの時をかけるテレビで、秀行さんのドキュメタリーをみたから、多少親近感がある。

横額は金澤翔子の書。むかし、金澤翔子のドキュメンタリーもみた。とくにお母さんが立派な人だった。

左側は棋士ゆかりの色紙や寄せ書き。ついでに右端が私の油彩画。

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日本の海洋画展の招待作家になって3年目、池袋の東京芸術劇場に行って来た。

かつて、私が切り盛りしていた日本芸術協会もここを定点会場にしていた。会場費が高額で、運営に苦労した。日本の海洋画展は半官製だから、そんな苦労はないだろうな。


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今年は日展の大御所の2人が出品していなかった。逆に、私がメンバーに入ったように、徐々にメンバーも変わっていくのだろうな。

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久し振りの電車に乗ってのお出掛けで、妻はご機嫌だった。

人物観察しながら、気楽な年寄夫婦の会話、
「電車の中で私達が一番年寄だ」、「そうでもないだろう?」。「若い人はきれいだ、まず雰囲気がいいね、年寄は表情がない」、「体と同じで、顔の筋肉も動かなくなったんだ」。「歳をとったら、いろいろ大変なことばっかりだけど、せめて、顔だけでもご機嫌でいたいね」、「確かにそうだな」。

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急に寒くなった。毎年、日展に行く時はこんな陽気だ。

第10回展で、大学生は入場無料になっている。「若い2人連れが多い」と、思ったらイブ・サンローラン展がお目当てらしい。

リストで、私の作品は22室にあることを確認し、第1室から見ていく。途中から2段掛けになり、22室までには、多数の作品を見て疲れて来る。


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春の便り 22室の中でそんなに見劣りはしないので安心した

初入選の時は「やったあ」、今回は「通ちゃった」いう感じだった。

他の部門の中では、同じ階なので彫刻作品だけ、続きで見てくる。


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中央の白い像 自然な立ち姿が美しい

洋画も、最後の方になると、私レベルの作品なので、このまま帰ると感覚が鈍ってしまう。

いつもそうなのだが、第1室に戻り、もう一度、日展を実感して帰る。


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第1室の山本佳子さんの静かな刻 

私は、ずっと前から山本さんのファン。近いうち、日展を代表する本格派エースになると思う。一度個展でお話ししたことがある。作品に人柄が表れている。穏やかな若い人だ。

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