季節の風の中で

自然に感動した時、生きている事を実感する。その感動を誰かに伝えたい

カテゴリ: 桃栽培日記

今晩から大雨の予想だ。桃の袋掛けは、梅雨前には終わらせるのが良いと云われている。梅雨前に袋掛けできてよかった。

この冬、外壁塗装工事をやった。足場の邪魔になるので、枝をかなり切った。だから実は少ない。それでも100個位袋を掛けた。
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木の大きさの割には袋の数は多い。別に、」欲張っているのではない。袋を掛けても、芯喰い虫で半分以上だめになるから、多めに実を残している。

家の庭には桃が4本あるが、うち2本は実生7,8年の若い木で、それなり実のる。だが、実生だと良い実がならないという。
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3/21に接ぎ木 5/4の状態
この際に、すべて枝を落とし、それぞれ、白桃と白凰を高接ぎをした。接ぎ木の技術をもっているわけでもないが、うまくいった。桃の接ぎ木は比較的容易なのだろう。

今朝、庭の白鳳を2個、初収穫した。白桃はあと半月かな。木の成りものでは、桃が一番早く収穫できる。

カキもブドウも秋にならないと収穫できない。考えて見れば、スイカやメロンなどの野菜並みの早さだ。

虫達も桃が好きなようで、一番手間がかかる。毎年そうだが、今年もシンクイムシが3回発生した。経験から、新梢や実に入ったシンクイムシは、家庭で使える一般の殺虫剤では退治できない。

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シンクイムシは、まだ
新梢にとどまっていることを願って、その都度、新梢を切り詰めて対処した。実の落ちる数から推測すると、新梢切り詰めは、効果はあると思うが、確証はない。

5月に100ほどを袋かけた。その時、女の人が、通りかかった。「桃、成るんですか?」、「ええ」、「お店屋さんで売ってるような?」、「ええ」。

とは云いながら、半分は落ちてしまう。無傷なものはもっと少ない。残った桃は天の恵みとして、子や孫のところに行く。
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去年の8月記事に、
「モモシンクイガ、ヒメナシシンクイガ幼虫は、新芽から実に、瞬間にワープする訳でもなかろう。今年は5月頃から、
萎れた新芽の切り取りを続けて、30%ほど無傷の桃が収穫できた。
来年も検証してみる。」と書いた。

シンクイガは年に3回、4回くらい発生するらしいが、実感として、発生と次の発生の切れ目がなく、5月頃から連続して発生しているような状態だ。
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今日の朝食には桃 これにあとハムにチーズ

今年は、萎れた新芽の切り取りをさらに徹底した。今年は70%は無傷だ。2年の結果から、この方法はかなり有効だと思う。

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自分の作った桃を
孫に食べさせたいと思っている人、家庭菜園で桃はうまく出来ないと思っている人、ぜひ試してください。

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4/末から2ヶ月、美術展やらスケッチ旅行やら、絵の関係でいろいろ忙しかった。ようやく、ひと段落した。

その間も、家の周りの果樹や菜園の野菜の世話も、やらなければいけないことがもたくさんあった。絵も菜園も好きでやっていることだ。

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裏庭のマスカットベリーA

ブドウや桃は、あとは収穫を待つだけになった。早生桃の 白鳳は少し色付いてきた。昨日、アライグマ対策の電柵をセットした。

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2階から見える白鳳、ムクドリには目の毒、もう狙っている

これも年中行事だ。電柵を設置してから被害はない。効果があるのか、それとも、アライグマそのものがいなくなったのかは判らない。

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今年はとちらも良く出来ている

菜園の方は、少し前はトウモロコシ、今はトマトの1番果の収穫が最盛期になり、自然に感謝の毎日。

トウモロコシのカラス対策は大変だった。毎年、新たな問題が発生する。害獣との知恵比べだ。

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白桃と白鳳を植えて10年以上になる。今年は100個袋かけし、無傷の物が30個ほど収穫できた。

電柵が効果あるのか、去年からアライグマの被害は無くなった。

電柵は、キットを組み立てたもので、定格入力電圧では、昇圧トランス内でスパークしてしまう不良品。仕方なく入力電圧を下げている。

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出力電圧計は、ネオン管と抵抗器を組み合わせて自作したものだから。精度はあやしい。それでも、出力は6000v位は出ているようだ。

安全なものだが、試しに自分が感電する訳にもいかない。


アライグマはなんとかなったが、モモシンクイガやナシヒメシンクイガには往生する。放っておいたら全部落果してしまう。

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幼虫が新芽から入り、先端を枯らし、次に実の袋を食い破り侵入する。親は飛んで来る虫だから、農薬をかけ続けるしかない。素人には残留農薬をコントロールできないから、それはできない。

幼虫は、新芽から実に、瞬間にワープする訳でもなかろう。今年は5月頃から、ほぼ毎日、萎れた新芽を片っ端から切り取った。

かなり効果はあったと思う。来年も検証してみる。

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