季節の風の中で

自然に感動した時、生きている事を実感する。その感動を誰かに伝えたい

カテゴリ: 伊豆路スケッチ旅

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海育ちだから、小さな港が高いところから見えると、懐かしい気持ちになる。だいぶ前になるが、南伊豆の妻良港、東伊豆の川奈港も、同じように高いところから描いた。

伊豆多賀駅は高台にある。無人駅で静かだ。線路沿いの山道を、少し西に行くと、この風景が見える。こういう構図で何度も描いているから、何の迷いもなく描けた。

伊豆多賀港
伊豆多賀港(F6油彩)

伊豆多賀港のすぐ脇を国道135号が通る。スケッチ、磯釣り、ダンス競技会などで、数えきれないほど、ここを通った。通るたびに「ここは絵になりそう」と思っていたが、いつも先を急いで通り過ぎた

もう、磯釣に来ることはない。ダンス競技もかなり前に引退した。ダンス競技会場の熱海マリンホール体育館は、ここから、ほんの1,2キロ先だ。

地元美術会でスケッチに来て、時間調整で伊豆多賀駅に降り、偶然、この風景に出会ったのは幸運だった。


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6号を3枚同時に下塗りをしたものを、今度は1枚ずつ仕上げている。

私のタッチでは、10号くらいが一番描きやすい。最近は、作品があふれて、保管スペーに困るので、小さめのものを描いている。小さくても所要時間は同じだ。

相変わらず、港や漁船を描くことが多い。去年の暮れ、湘南市民美術会のスケッチ会で伊東港と伊豆多賀港の2枚をスケッチした。難しそうな伊東港から仕上げた。

伊東港
東伊豆・伊東港(F6油彩)

真冬の12時頃だったが、南中高度が低いうえに若干逆光気味だった。実際に釣り人はおじさんだった。クロッキー風にうまくスケッチできたから、そのとおり描いた。でも、おじさん2人では物語がない。

父の時代の流行歌、湯の町エレジーはあの山と町の夜のイメージかな。

関係ないが、今の時季、西の空に宵の明星がひときわ輝いている。夕暮れ、妻と双眼鏡で眺めた。焦点
精度が悪いせいか、花火のように美しかった。

湘南市民美術会のスケッチ会2日目、何処に行くか、予定はない。
幹事がスマホで検索し、伊豆多賀の海浜公園に行くことにした。

伊豆多賀駅は、かなり高台にあり、無人駅だった。木々や建物の隙間から伊豆多賀港が見えた。
でも、坂道がきついので、誰も港まで行こうとは云わない。
DSCN5200
伊豆多賀港 光る海

結局、駅の周りで描くことになった。
線路沿いに伊東方向にしばらく歩いたら、視界が開けた。余計な建物を省けば絵になりそうだ。

スケッチをしていると女高生が、遠くからトコトコという感じで、一人歩いてきた。
この道は近くにある高校の通学路のようだ。この時刻だったら、早退? 

風もなく暖かく、のどかな風景だ。男女
数人の高校生だったら、まさに青春の光る海だ。

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湘南市民美術会の恒例年行事、11/25,26で一泊二日のスケッチ会で伊東に行って来た。

今回は7名、半分は旅行気分だ。途中、小田原で折り返し電車になるのに気が付かず、危うく元来た道に戻りそうになった。

熱海行だと思い込んでいたから、「随分待ち合わせ時間が長いなあ」、なんて思いながら話し込んでいた。
DSCN5195
伊東港 カマスが釣れていた

伊東に着いたら、みんなは、もう昼飯の心配をしている。

私はスケッチポイントを探して歩き回る。昼飯はスケッチをしながら、コンビニのおにぎりを食べる。スケッチはそういうものだと思っているから、必然的に単独行動になる。

生活感のある小さな港の方が絵になる。伊東港はやや大きいし、好みのスケッチポイントがない。歩き回り1万歩を超えた。


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スケッチするのは何処でもいい訳ではない。絵になりそうな情景を探し、歩き回る。私に付き合う人はいない。別に一人が好きな訳ではないが、スケッチ会で仲間と一緒に並んで描いた記憶がない。

ここは須崎港の一番奥の船溜まり。ようやく2枚目のスケッチポイントを決めた。私が船を描くのは、単に船が好きだからというのと少し違う。漁港に生活を感じるからだ。

須崎港2
静かな港2(油彩 P10)

個人的なこだわりだが、船が絵になる角度は限られる。陸揚げされた船は後ろから、係留された船は横か前から描くことが多い。堤防や岩壁の位置関係からも描ける角度に制約がある。

似たような構図にならないように苦労する。

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