季節の風の中で

自然に感動した時、生きている事を実感する。その感動を誰かに伝えたい

カテゴリ: 隣町風景・伊勢原

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 伊勢原の分かれ道の枝垂れ桜を描いた時、近くのコンビニに寄った。

コンビニの駐車場の周囲は長閑な里山風景だった。大山の裾野が広がり、遠く石垣の上に桜が見える。以前も、「ここも絵になりそうだ」と思っていた。しかし、少しポイントが遠い。

分かれ道の枝垂れ桜を1枚描いてから、石垣の桜も描きに行った。
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伊勢原上粕谷の桜 後、ここはシニアグラウンドと知った 寂れている

カーナビでは、直接そこに行く道がない。手前の叢に隠れて渋田川が流れている。反対側から大廻りして川を迂回した

遠くから見た景色と違って、桜はかなりの老木で、辺りは耕作放棄地のようだ。寂しかったのが幸いし、桜の木の下に雉のつがいがいた。あまり人を恐れない。

初めて雉を見た妻は大喜びだった。

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毎年、桜を1枚描きたいと思っている。そうできることが、あたりまえのように思っていた。最近は、毎日が飛ぶよう過ぎ、それがあたりまえではなくなってきたのを感じる。


花見客が大勢集まりところや、桜並木のようなところは絵心がわかない。自然の中に人の暮らしがあり、そこに桜が1本あるのがいい。

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分かれ道の枝垂れ桜

去年の暮れ、伊勢原の分かれ道で大山と民家を描いた。その時、民家の庭に葉を落とし大きな木があったのを思い出した。枝垂れ桜のような気がした。

正解だった。天気も桜もタイミングよく、今年も桜を描けてよかった。

伊勢原の北にある「分かれ道」という名の交差点は、まさにそのまんまなので、逆に少し妙な感じがする。厚木市街方面と七沢方面との分かれ道だ。

20年ほど前、父が入っていた老人病院は、厚木市街方向に少し行ったところにがあった。毎日通ったその頃の「分かれ道」は、ススキの田舎道だった。

現在は、近くを第2東名が通り、関連道路が整備され、広い立派な三叉路になっている。
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分かれ道の大山

12/20、七沢から宮ケ瀬を経由し、相模原の青根にスケッチに行くつもりで家を出た。「分かれ道」に差し掛かった時。妻が、「あー!、ここ、ここ!」と云う。

急遽、狭い道に左折した。ここは以前から、少し気になっていたポイントだったが、季節と時間帯がちょうどマッチしていた。

この角度の大山は何度も描いた。ここは近景と大山のバランスが良い。

別に青根にあてがあった訳でもない。「青根は、またいつか」、ということで、ここで大山を1枚描き、予定の1/6程度の距離で帰ってきた。

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このところ暖かったのに、あっという間に真冬並みの寒さになった。
ひと段落しないと、次の作品に取りかかる気分にならなかったが、ようやく、日展の作品が返ってきた。

とはいえ、週1更新のブログにはスケッチを1枚くらい載せたい。だから、妻のお出かけの誘いがあったら、気持ちよく応じ,スケッチを何枚か描いていた。

車が走り始めると、妻のご機嫌な実況が始まる。その方向に、視線を振る度にハンドルが揺れる。「お父さん、まっすぐ前を見ててください」。「??・高齢者が違反したら、認知検査だぞ。気が散るから、静かにしてくれ。」。いつものやりとりだ。


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鈴川上流崖下橋

厚木の七沢辺りをくまなく廻ったが、良いスケッチポイントはなかった。家が点在する集落の人は、見慣れない車を気にしているように見える。「闇バイト強盗の下見とでも思っているのかな?、こんな年寄りの強盗はいないだろうが・・」と独り言。


最終的には、伊勢原の三の宮に行った。最近、このすぐ上の子易地区で、クマ出没情があった。
橋の表札は崖下橋だった。新道が通り、取付道路が新しくなっているけど、ここは崖下だったんだ?


スケッチしていると、橋の上を郵便バイクが通った。また、郵便屋さんを描くわけにはいかないなあ。

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8/3、「ひまわりが終わちゃう。日向に行こう。」と妻。
全国的な猛暑で、40℃の予報も出ている。「年寄は家に居ろって、テレビが云ってるぞ。」


前回、スケッチに行った時、出会ったおばさんから、「休耕田を3枚借りて、ひまわりを咲かせる。」と聞いていた。「見に来るって約束したのよ。」

これは、もう行くしかない。しぶしぶ日向へ。
さほどの規模ではないが、自然の景色にマッチしていた。

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日陰がどこにもない。
私は少し下がった所で、小さいスケッチを、大急ぎで描き終えた。


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妻は畦に座り込んで、まだ描いている。「お年寄りは家に・・」という私に、「畑仕事だって同じでしょ」。

それもそうだ。畑の方がもっと長い時間やっている。要注意だ。

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