季節の風の中で

自然に感動した時、生きている事を実感する。その感動を誰かに伝えたい

カテゴリ: 隣町風景・秦野

地元平塚で丹沢と云うと、丹沢山ではなく、塔ヶ岳までの表尾根の事を指す。暖冬と云われながら、久し振りに雪が降った。

絵になるほどの量ではないが、丹沢にまだ雪が少し残っている。「秦野のめん羊の里に行ってみようか。」ということになった。

途中、秦野の弘法橋を渡った時、妻が「ここ、いいんじゃない」と云った。
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弘法橋から 正面の山は二の塔 後ろは塔が岳

5,60年程前に、ここを描いたことがある。当時、私は横浜の独身寮にいた。実家に帰った時、兄のスーパーカブ借り、スケッチポイントを探し、遠く隣町のここまで来た。

一面田圃で、金目川は自然の土手の中をゆるやかに流れていた。今は、護岸で固められ、住宅街を流れる。

兄は、もうこの世にいない。絵は残っていなくても、遠い昔の記憶は残っている。その頃、確かに良い処だった。そんなことを思い出しながら描いた。

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入学試験や入社試験のために、面接の練習をするのには驚いた。

面接では、素のままより、自己PRの方が大事な事らしい。私たちの世代では、自己PRなんて、みっともないことだった。時代と共に価値観も変わる。

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暖かな坂道(油彩6号)

絵の審査に絶対尺度はない。審査員の主観だけで決まる。昔から何も変わらない。

「まず一番に、パッと目に入る作品でないとダメ」、そんな講評記事を見た。面接試験の自己PRと根源は同じような気がしないでもない。まあ、そればっかりでもないから続けている。

「この絵は結構いいと思う」、まさに自画自賛。
100号キャンバスを2枚張った。今年は「坂道」で行こうかな。

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FREED+が来た。
この車に慣れたら、コロナで自粛していた車中泊スケッチに出かけたい。

スイッチ類がたくさんあり、ディスプレーには情報があふれている。ひと通り説明を受けたが、簡単には理解しきれない。


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秦野東田原ふるさと公園 手前に駐車したのでついでに愛車も描いた

年寄が安全な車を買っても、機能や操作が理解できない間は、かえって不安全という事にもなりかねない。

試運転で、隣町にスケッチに出かけて来た。けっこう神経が疲れた。


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柿の葉が落ち始めた。広くもない庭に、次郎柿が200コ程実った。
何度も同じことを書いてきたが、自然の恵みはありがたい。


ブドウは、みんな、もらって喜ぶ。柿は、年寄しか喜ばない。若い人は甘酸っぱいものが好きらしい。なんだかんだと云っても、昔に比べれたら豊かだ。

私の世代は、食べ物は粗末にできない。

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秦野東田原からの大山

今の人は、貧しさの定義が違う。他人と同じことができないと、貧しいと思うらしい。貧しさと心の豊かさは別の次元にある。生きてさえいれば何とかなる。

十日ほど前、秦野の東田原にスケッチに行って来た。まだ秋色は少しだった。

数日後、富士山が真冬のように真っ白になった。2,3日でかなり雪は消えたが、急速に季節が進んでいる。そろそろタマネギを植える時期だ。

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妻に、プリムラを買いに行こうと誘われた。家近くでは良いものが無いらしく、隣町の秦野まで探しに行きたいいう。なんとか目的を達した帰り道、ついでにめん羊の里でスケッチをしてきた。

ここは何度もスケッチしている。同じものを描いても面白くない。あちこち歩き回ったが、結局、以前と同じスケッチポイントに落ち着いた。

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関東ふれあい道

秋に来るとイチョウの葉の黄色が多すぎて、描きずらい場所がある。その小路に銀杏がたくさん落ちていた。あちこち歩き回ったおかげで、季節はずれの自然の恵みに出会った。

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程よく霜枯れて粒が半分ほど見える。銀杏を商品として収穫しているようで、かなり大粒だ。枯れ枝を拾って菜箸代わりにして、100粒ほど拾った。晩の銀杏ごはんは美味しかった。もう、若い人はこんなことはしないだろうな。

http://art.blogmura.com/oil/

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