季節の風の中で

自然に感動した時、生きている事を実感する。その感動を誰かに伝えたい

カテゴリ: その他の作品

根岸の床屋

この床屋は、根岸製油所の近くの不動下にある。最初の転勤で根岸に来たときから、ずっと通っている。

同期は沖縄、室蘭まで転勤したのに、私は5回の転勤も、運良く京浜地区ばかりだった。そして、リタイヤ後も、この床屋に通っている。

50年も経過し、独身だった親父さんも、今や脊柱間狭窄症。私が行くと、半分いすに座り、腰をさすりながら、理髪してくれる。


イメージ 1
根岸の床屋(F6油彩)


「遠いところから来てくれるから・・」と、云って、電車賃分をサービスし、時には、昼食まで出してくれる。

主役が息子の代になった時、改装し、店の名前は Hair Factory ○○と、横文字になった。これから、”床屋”という言葉は、死語になる運命にある。

電車に乗り、1時間かけて理髪に行くのは億劫になった。この絵を店に飾ってもらって、おしまいにしようかとも思っている。


ブログ村油彩画リンク






秋川渓谷

大都市、東京にもこんな処がある。五日市線の終点、武蔵五日市駅のすぐ近く、秋川渓谷の河原に降りて描いた。

何年か前のことだが、スケッチの日付を見ると、ちょうど今頃、11/20、
紅葉にジャストタイミングだった。

イメージ 1
                                            秋川秋色(油彩F10)

この山の向こうは、東京都唯一の村、檜原村がある。いつか行ってみたい処だ。

修正です。唯一の村というのは間違い。小笠原や三宅島など、いくつかの島も東京都の村だったのを、思い出した。)


ブログ村油彩画リンク




座間谷戸山公園

地元美術会のスケッチ会は、毎年この時期の恒例。先週は東伊豆の川奈、去年は江の島、その前は座間の谷戸山公園だった。

ここは神奈川県立公園、小田急座間駅から線路沿いに徒歩10分。作品の中には描いてないが、右隅の陽だまりのベンチで、お年寄りが日向ぼっこしていた。

この作品を描いたのは、もう、おととしのこと。この頃、否応なく、残り時間を意識させられる。

イメージ 1
                                      陽だまり谷戸山公園(油彩P10)

来てくれる人の都合もあるから、妻との2人展は、2年に1回のスパンにしている。未発表作品が貯まり続け、そのうち、毎年やらないと、間に合わなくなる。

これも未発表作品。遺された作品が、「ゴミになるのはイヤだな。」と、云ったら、妻が、「イヤでも、そうなるでしょ。」

そんな訳でもないが、二人して、肺炎ワクチンを接種した。妻は適齢期、私はそれを外れていたので自費で8,000円、他人に迷惑かけないで、長生きするのは大変。

ブログ村油彩画リンク




宮ヶ瀬湖畔
 
前回作品(宮が瀬紅葉)の中で、明るく見える対岸は、宮が瀬で、一番、人が集まるところ。クリスマス・イルミネーションで、若者達の人気スポットだ。
 
今まで、一度も立ち寄ったことはなかった。ウィークデーだから人も少ないし、陽の加減で、描くところが見つかる知れない。
 
長いの吊り橋が、遊歩道になっている。これを対岸近くまで行くと、逆光が気にならない。すすきが揺れていた。
 
イメージ 1
                                            宮が瀬湖畔(油彩F8)
 
20mほどの高さがある吊り橋を、冷たい風が吹き抜ける。人がすれ違う程度の幅しかない。時々、行き交う人をかわしながら、スケッチをした。
 
ブログ村 油彩画リンク
 
 
1週間、東北をスケッチにしてきました。昨日、夜おそく帰ってきました。最北、竜飛岬まで往復2000キロ、油彩2枚、水彩を11枚描いてきました。油彩作品が完成したら、車中泊スケッチ旅行記をアップする予定です。
 
 
 

宮ヶ瀬紅葉
 
この作品は、去年の秋に描いたもの。スケッチは、その前の年。2年がかりで描いたのに気に入らない。なぜか? そのいきさつは少々長い。
 
一昨年の秋、山梨の競技会に行き、ついでにリンゴ畑を描くつもりだった。その日は天気がいまいち。山梨に行ったところで、なにも描けそうになかった。
 
先月とは逆パターンで、宮が瀬の紅葉を描いてから、山梨に行くことにした。
 
イメージ 1
                                           宮ヶ瀬紅葉(油彩P10)
 
スケッチをしているうちに、雨がポツリポツリ。水彩が点々と滲んでしまった。
そのスケッチから油彩を描ききれず、未完成のまま年越し。
 
翌年現場で仕上げようと、紅葉の時期、天気の良い日に出直した。ところが、現場に立って、ガックリ。逆光で何も見えない。ここは、天気の良い日は描けないポイントだった。こんなこともある。
 
補足スケッチをし、他のスケッチポイントを探して移動。 (次回も宮ヶ瀬 つづく)
 
 
ブログ村 油彩画リンク
 
 

↑このページのトップヘ