季節の風の中で

自然に感動した時、生きている事を実感する。その感動を誰かに伝えたい

カテゴリ: プリンスメロン栽培日記

プリンスメロンの接ぎ木の季節になった。台木のカボチャにプリンスメロンを挿すのだが、かなり繊細な作業だ。

以前、台木に切り込みを入れるキリについて、紹介記事を書いた。
それでも、うまく挿すのに苦労した。


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下が、以前紹介したキリ

上が、今回作ったもので、切り口が挿し穂と同じ形状になっている。これがミソ。

下のキリで斜めに切り込みを入れる。次に上のキリで、面を下にして挿し孔を形成する。これで簡単に挿せる。


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接ぎ木して1週間目、新芽が成長してきた

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今年のプリンスメロンはうまく出来た。露地栽培だから、これくらいできれば上出来だろう。過去の失敗経験がいろいろ役に立った。

今年の台木のカボチャはF2の雪化粧とF3の鉄兜の2種類、プリンスメロンは自家採取種のF3を使った。

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50個の小パックの接ぎ木クリップが手に入ったので、今年は湿度管理が楽なヨビ接ぎにした

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毎年、突然、立ち枯れが出る。今年は種は十分あるので、15本の苗を作った。4/1に定植し、当初はビニールトンネルで寒さ保護した。5月連休には、トンネルを外し、棚に吊り始めた。

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今迄は4本仕立てだったが、今年は株数を増やしので、2本仕立てで30着果することにした。株数が多い分、突然枯れの被害が少ない。

高畝で元肥はケイフン、追肥は骨粉の有機肥料が主体、樹勢を見て若干の化成と溶リンを1度使った。

ウドンコ対策にダコニール、その他の病害対策にベンレートを予防的にそれぞれ1回使った。それでも3株が突然枯れた。

甘いメロンを作るには、有機肥料で、水は控えめ、暑くなる前に収穫するのが肝要だと云う。路地栽培で自然相手だから、条件が全部そろうのは難しい。

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元々F1種だから、F2,3では本来のプリンスメロンとは異なるものが出現する。形こそマチマチだったが、みんな甘いメロンだった。

台木として、雪化粧はスタートダッシュがいい。鉄兜はスタミナがある。株が長持ちするという意味で、やはり鉄兜の方が有利だ。

いろいろ実験できたから、来年は種を買うつもりでいる。でも10粒で500円は高いなあ。

http://art.blogmura.com/oil/

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何も変わらないという幸せ

お気に入りのブログが、いつの間にか途切れる。

書かれた記事の何かしらが、琴線に触れたから、お気に入りに登録したのだ。
その記事を書く人物に対しても、想像がふくらむ。

ブログが途切れるのは、だだの気まぐれでもないだろう。
日常に、何か変ったことががあったのだ。そう推測する。

私の場合、ブログを書けるのは、変わらない日常があるからだ。
私にも非日常があった。ようやく、日常が戻ったので、久しぶりに記事を書いた。

絵は描いていないが、畑ではプリンスメロンが順調に育っている。


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左から、接ぎ木が4本、自根でも大丈夫というRFが4本、去年より株は多い。
4本仕立てで、1本に2個結実させて、8株だから、掛け算すると・・?
「食べきれないなあ。」と、勝手な期待。

今年こそ、友達に「甘い!」と云わせたい。


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プリンスメロンの接ぎ木道具

今まで、刺し孔用キリや何やら、接ぎ木道具をいろいろ工夫してきた。
それでも、接ぎ穂を刺す時は、手の感触が頼りだった。

生産農家のおばさんたちは簡単にやってのけるが、素人には、けっこう難しい。
差し孔がよく見える道具が欲しかった。

”必要は発明の母”、手持ちの材料で何か出来ないか考えた。
発明ではない、創意工夫でもない、工作の範疇だ。


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蝶ねじで前後、クランプで左右、360度調整できる。早速、これを使って接ぎ木してみた。やはり、難しい。でも、少しやりやすくなったかな。

この天眼鏡は、豆電球の照明付き。父がこれで新聞を読んでいた。20年経って、また役に立った。

誰かが、「グッド アイデア」と、云って、役に立つかも知れない。
でも、「ブログが終わったら、役に立たないなあ。」


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あまい!

今朝起きると、プリンスメロンの甘い香りが、二階まで漂ってきた。

2日前、一度に5個もネットの中に自然落下した。それを追熟させていた。さらに今朝は、8個も落ちていた。こんなにたくさん食べきれない。子供や友達に配る前に、味見をしなくては・・。

去年は甘くなかった。
おそるおそる・・。「あまい!、充分だ。」


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高畝で乾燥ぎみに育て、しかも、昨年より20日ほどほど早く収穫したのが良かった。今年はうまくいった。


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