季節の風の中で

自然に感動した時、生きている事を実感する。その感動を誰かに伝えたい

タグ:夏至

平塚は神奈川県で一番水田が多いらしい。夏至の頃、丹沢山に陽が落ちる。水田に映りとてもきれいだ。

あの瞬間を見てからもう一年経ってしまった。時間がとぶように過ぎた。

今年も、全く同じ時期と同じ時刻に同じ光景をみた。
去年は翌日の6/19にスケッチに行ったが、油彩にはしてなかった。

夏至日没
夏至日没 (F4 油彩)

この光景を美しいと思うのは共通らしく、今年は、自転車で通りかかった人が数人、立ち止まりスマホをかざしていた。

少し前の二人展に夕景作品を2点出した。「夕景は明るく描いたほうがいい」と、反省したばかりだった。

この油彩を見て妻が「うーん?」

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昨日は、梅雨の晴れ間とは思えないほどすっきりと晴れた。

夕方7時少し前、車で15分ほどのところにある小学校の体育館に、定例の夜練に行った。その途中、きれいな田圃を見た。夕陽と山の翳が映っていた。

梅雨の時期にめったにない澄んだ空気、夏至の時期に丹沢に沈む夕日、田植えが終わった田圃、こんな組み合わせはいままで見たことがない。「明日晴れたら、夕方描きに来よう。」と妻と話した。


KIMG0143 (1280x816)
岡崎大橋あたり

そして今日、少しモヤって、空気は昨日ほどスッキリしてなかった。


陽が沈んでいくのだから描ける時間は短い。輪郭を先に描いて、一番良いタイミングで一気に色をのせた。何とか描いたが、なかなか難しい。

昨日も今日も猛暑日だった。昼間の暑さが嘘のように、夕暮れの田を渡ってくる風は涼しかった。

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