背が高く品の良いお年寄りが丁寧に作品を見ていた。帰りがけに記帳してくれたので、お礼かたがた、「絵を描かれているんですか?」と声をかけた。
「いいえ、絵を売る立場の者として作品を拝見しました」。初めての経験なので驚いた。新聞情報で二人展に来てくれたらしい。
20~50万円程度で売る絵を扱ってきたと云う。90歳で、もう画商はリタイアしたが、まだ美術年鑑に画商として名前が載っているそうで、佐藤哲とは懇意だという。
「安曇野を描いた山下毅を知っていますか?」と訊ねられた。山下大五郎は知っているが、山下毅は知らなかった。ネットで作品と経歴を見た範囲では、私に比較的近い存在の作家ように思えた。
画商としての私の作品の評価を尋ねたら、「達者ですねえ。」と、微妙な表現をした。
15年ほど前に、日洋会の理事長だった故・塗師祥一郎から、同じようなことを云われたことを思い出した。「達者だねえ、でも、喜んじゃいけないよ。」だった。
「私と妻の作品を1枚づつ選ぶとしたら・・」、と訊ねた。「絵は名があるから価値がある訳ではありません」、「名がなくても、いい絵はいい絵なんです」、と云って選んだのがこの2点だった。
「いいえ、絵を売る立場の者として作品を拝見しました」。初めての経験なので驚いた。新聞情報で二人展に来てくれたらしい。
元画商が選んだ私の1点
20~50万円程度で売る絵を扱ってきたと云う。90歳で、もう画商はリタイアしたが、まだ美術年鑑に画商として名前が載っているそうで、佐藤哲とは懇意だという。
「安曇野を描いた山下毅を知っていますか?」と訊ねられた。山下大五郎は知っているが、山下毅は知らなかった。ネットで作品と経歴を見た範囲では、私に比較的近い存在の作家ように思えた。
元画商が選んだ妻の1点
画商としての私の作品の評価を尋ねたら、「達者ですねえ。」と、微妙な表現をした。
15年ほど前に、日洋会の理事長だった故・塗師祥一郎から、同じようなことを云われたことを思い出した。「達者だねえ、でも、喜んじゃいけないよ。」だった。
「私と妻の作品を1枚づつ選ぶとしたら・・」、と訊ねた。「絵は名があるから価値がある訳ではありません」、「名がなくても、いい絵はいい絵なんです」、と云って選んだのがこの2点だった。

