季節の風の中で

自然に感動した時、生きている事を実感する。その感動を誰かに伝えたい

タグ:岡崎

金木犀のいい香りがする。今年の金木犀は少し遅い。

昔の体育の日(10/10)の頃、金木犀の香りとともに、遠くから運動会の音楽が聞こえてくる。そんなイメージをずーっと持ち続けている。

昔、金木犀の頃、長く勤めた会社を自己都合で早期退職した。
しばらく、多少の苦い思いと、それが正解だったという二つの思いが交錯してきた。長い時が、それは正解だったと教えてくれた。

金木犀は、私に「それでいい」と、毎年繰り返す人生の道標でもある。

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岡崎 大畑橋あたり

3連休は、いい天気だった。最終日「お出かけしましょう」と妻に誘われた。いつものように、デーリーヤマザキでカツサンドを買って、秋空の下でスケッチしてきた。

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昨日は、梅雨の晴れ間とは思えないほどすっきりと晴れた。

夕方7時少し前、車で15分ほどのところにある小学校の体育館に、定例の夜練に行った。その途中、きれいな田圃を見た。夕陽と山の翳が映っていた。

梅雨の時期にめったにない澄んだ空気、夏至の時期に丹沢に沈む夕日、田植えが終わった田圃、こんな組み合わせはいままで見たことがない。「明日晴れたら、夕方描きに来よう。」と妻と話した。


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岡崎大橋あたり

そして今日、少しモヤって、空気は昨日ほどスッキリしてなかった。


陽が沈んでいくのだから描ける時間は短い。輪郭を先に描いて、一番良いタイミングで一気に色をのせた。何とか描いたが、なかなか難しい。

昨日も今日も猛暑日だった。昼間の暑さが嘘のように、夕暮れの田を渡ってくる風は涼しかった。

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箱根駅伝も終わり、いつものように、2023年がスタートした。

「今年でおしまいにする」という断り書きが添えられた年賀状が増えた。それぞれに事情があるのだろう。

年に1度、無事の便りとして続けてきた年賀状には、ブログのアドレスも書いている。しかし、年初にアクセスが増えることはない。


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鈴川ベリ冬景色 12/末にスケッチした

年賀状をおしまいにする人は、多分、このブログも見てないだろう。

永らく会っていなくても、年に1度、年賀状によって記憶を更新し、繋がっていた。時は流れ、しだいに縁は遠くなっていく。

私には「相変わらず」というのが良いこと。このブログを見てくれる方々、本年も相変わらず、よろしくお願いいたします。

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自慢話の続きのようで気が引けるが・・。

日展入選作品のポストカードを作った。日展事務局が印刷屋さんを紹介し、注文最小単位は400枚だった。

かなりの出費だが、「これから、こんないい事はない。記念だ。」、そう思って作った。

家族や知り合いに配っても、大量に余るので、今年の年賀状はポストカードを使った。受け取り方はさまざま。何でその話かというと、・・

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岡崎大橋あたり(油彩F4)

入選を知った友人が、お祝いに来てくれた。 お礼に、この絵を・・と頭に浮かんだ。

でも、思いとどまった。 年末に描いたばかりだったので、もう少し手元に置いておきたかった。 小さい作品だが、現場で仕上げたので、久々に、「生きている。」と、気に入っている。

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孫娘と油彩を描く、前回記事の続き
前回、実は「俺も描きたい」というので、孫を2人連れて描きに行ってきた。


水彩スケッチの翌日、家で油彩の下塗りをした。水彩スケッチを見ながら、インディゴで輪郭線をオツユ描きし、すぐ色を載せた。

画面上の広い部分、例えば空を一気に塗ると、白い部分が少なくなり、制作が進んだような気がして、少し安心する。

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岡崎・鈴川べりの風景(F6 油彩)

「水彩スケッチで、すでに絵になっているのだから、写真を見たくなるのをがまんする。現場で、何を感じ、何を描きたいと思ったったのか。」ここが一番大切なのところだ。

描く手順を伝えるのは簡単だけど、絵を描く気持ちの持ち方を伝えるのは難しい。

次の休日、現場に仕上げに行った。案の定、一通り塗っただけで、すぐに手が入らなくなった。


「風景画は、形ではなく、何処にどんな色があるか、それを画面に置くだけで絵は深くなる」。分かったかなあ?

http://art.blogmura.com/oil/

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