季節の風の中で

自然に感動した時、生きている事を実感する。その感動を誰かに伝えたい

タグ:須崎港

スケッチするのは何処でもいい訳ではない。絵になりそうな情景を探し、歩き回る。私に付き合う人はいない。別に一人が好きな訳ではないが、スケッチ会で仲間と一緒に並んで描いた記憶がない。

ここは須崎港の一番奥の船溜まり。ようやく2枚目のスケッチポイントを決めた。私が船を描くのは、単に船が好きだからというのと少し違う。漁港に生活を感じるからだ。

須崎港2
静かな港2(油彩 P10)

個人的なこだわりだが、船が絵になる角度は限られる。陸揚げされた船は後ろから、係留された船は横か前から描くことが多い。堤防や岩壁の位置関係からも描ける角度に制約がある。

似たような構図にならないように苦労する。

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去年の暮、地元美術会のスケッチに行った須崎は、下田駅からバスは朝晩の2便のみ、コンビニもない。

すでに朝の便はない。下田駅近くのコンビニで昼食を買い、タクシー2台に分乗して10分ほど須崎へ。

 

他のメンバーは、宿近くの磯から見える石廊崎方面の海岸風景が気に入ったようだ。そこから東に歩いて数分の須崎港に向かったのは私一人だけ。


DSCN4727
 静かな港(F10 油彩)

最近の漁港は、部外者立入禁止とか何かと制約が多いが、ここはまったくそんなことはなった。むかしの漁港はどこもこんな感じだった。

 

最初に堤防のカーブと日陰が目に入った。手前に陸揚げされた小型漁船が数隻、シーズンオフの静かな雰囲気が良かった。

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元日の能登地震に驚いた。
10年前、7日間、奥能登をスケッチ旅をした。今回の震源地の禄剛崎で狼煙港を描いた。輪島でも描いた。「あそこで大地震が起きたんだ。」、その時に出会ったお年寄りの事が頭にうかぶ。



箱根駅伝が終わり、夕方、総合公園でジョギングし、2024年が始まった。

我が家では、何十年も同じパターンで1年が始まる。
多くは望まない、今年は波乱の1年にならないように願う。
これからは、「もう1年、あと1年」と願いは変っていく。


DSCN4672
漁港を絵にしようとすると、どうしても同じような構図になる。

昨年の暮れに行った、南伊豆須崎港のもう1枚のスケッチ。東側の奥まったところには、小さな港の風情があった。

右上の堤防の切れ目から海岸線に出ると、爪木崎まで約3Kmの須崎遊歩道が続く。


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